■ Pocoのライヴレポート



■ August 1, 2004, Humphreys, San Diego, CA, USA

 東海岸で3晩続けてライブを楽しんだ翌日は、大陸斜め横断の移動日。この移動は、かなり大変でした。持っていた国内線のチケットに記載されていたフライトは、実は、存在しないものだったりして・・・。ま、このあたりの武勇談は、先輩のキーノさんにおまかせするとして、8月1日は、サンディエゴです。 San Diego Bay
東海岸で出会ったPoconuts達は「サンディエゴのハンフリーズは、とてもとても素敵なところだから、絶対に気に入るから、楽しんできて!」とみんなが声をかけてくれました。
Box Office   陽はさんさんと降り注いではいるのですが、空気や風は、やや冷たい。日陰では上着が必要なくらいです。6時30分スタートにも関わらず、東海岸のときと同じ調子で、私は、早めにライブの体制に入り、もう、5時前には会場に到着していました。box officeは、すでにオープンしていて、予約しておいたチケットを入手。オープンエアの会場からは、リハーサル中の音が、はっきりと聞こえていました。
あ!!! Richie が、Good Feelin' To Know を歌ってる!!!でも、中は覗けません。残念!
  5時30分に開場するときは、指定席のチケットなのにも関わらず、並ばされて、しっかりと、カメラ&レコーダーチェックの憂き目にあいました。 Ticket for Humphreys
中に入ったら、まずは、お店があり、そこで、myメル友、且つ、去年、my buddyのRichieFurayFanさんが、お世話になった、ジョンがRichie のTシャツを着て、グッズ売りをしています。まずは、ご挨拶。
  まだ明るいうちに、Chris HillmanがHarb PedersenとBill Brysonを引き連れて登場です。耳におなじみのBury Me Beneath The Willowでスタート。いえ、おなじみの気がしていたのだけれど、実際にその場にいると、不思議な感覚にみまわれてしまいました。だって目で見てみると、これって完全にブルーグラスセットではないですか?ブルーグラスって100%アンプラグドで、小さなところで小さな音で聞くものじゃないの?3年前ミズーリやテキサスで遭遇したのは、音が小さくて電気楽器および拡声器にすっかり慣れてしまっている私の耳にはどうにも物足りなくて集中できなかったんですが、今日は全然違います。ほんとにたった3人なの?って思うほど、クリアなボーカル、コーラス、ブルーグラス楽器が南カリフォルニアの海風に突き当たっていく感じ。おっと、また「一体全体ブルーグラスとは何なわけ?」なんて質問を投げたら、Poco_Riders のお兄様に呆れられそうだわ。
  Chris は今日が特別な日であること、昔からの仲間に会えてとてもうれしいことを何度も何度も言及します。RichieがJimmyが・・・と。Chrisはそんな話をしながら、ちょっと手を振り、視線が上に・・・。その視線を追っていくと・・・・・・。あらまぁ、なんとコンサート会場を囲むように建っている、2階建てのコテージ風のホテル棟のちょうど私の斜め前の2階のバルコニーで、Messinaファミリーご一行様がステージを見ているじゃないですか!!!4日前にニュージャージーで会ったJim、それから、Jimのソロアルバム"Watching the River Run"のジャケットに、子供サイズギターを抱えて3歳時の写真が載っているJulian君。そういえば今は、14歳だってJimが言ってたな。JulianをはさんでJimの奥様。このお方がまた、モデルみたいな方で、ブロンドでスキニー。同じように 気がついたオーディエンスのおばさまたちが、なんてゴージャスなんでしょう、と感心しておりました。おそらくJimの年齢(56歳)から見れば、かなりお若い奥様なんでしょうね。Julianが美少年なのもお母様似なのでしょう(笑)。ではと思い、ぐるっとホテル棟のバルコニーを見回してみたのですが、Richie の姿は見つかりませんでした。"Turn!Turn!Turn!"や"Mr.Tumbourine Man" も含めて1時間ほど、とても充実した時間でありました。
  さて15分ほどのインターバルの後は、いよいよ、初対面のRichieです。相棒のScott Sellenと一緒に、登場。ちょっと正直に言ってしまうと、Richieのソロをきちんと追いかけていたわけではなかったので、私にとってのRichieはバッファロー時代から、Pocoを最初に抜けるまでで止まってしまってました。SHFバンド時代もSoutherさんばかり目立ってたし。そんなわけで、目の前に現れたRichie は、なんだか懐かしさと新鮮さがあわさったような、これまた不思議な感覚で、またまた数十年も変わっていない美声がサンディエゴの空を駆けまわっておりました。
  バッファロー時代の曲、Poco の曲交えて、約1時間。George のことにも触れ、みんなに、「早い回復を一緒に祈って」と訴えていました。Pocoの曲は、やっぱりPocoと一緒にやってるところを聞きたいなぁ。ちゃんとGeorgeもいて欲しい(後にDVD"Keep The Legend Alive"で実現。うれしい・・・涙)。
Richie は、なんとなく、そわそわしている様子でした。もう、何度も、何度もJimmy, Jimmy, Jimmy........と。
  海から吹く風はすでに寒いくらい。フリースを着ている人もいるほど。ジョンから買ったばかりのTシャツをひざに乗せ、肩から掛けて防寒です。薄いカーデガン1枚じゃ風邪ひきそう。ハーバーのヨットのマスト棒のシルエットが浮かび上がり、ついで、夜の闇の中に消えていき、さっきまでバルコニーでRichieを見ていたJimも部屋の中に消え、いよいよJim のステージです。
  バルコニーに居たときは、赤いシャツを着てたJimは、4日前と同じように黒のシャツにジーンズ、黒のサングラスを掛け、AnatraとDelilahとともに登場。 ステージに出てくるなり、まず「Richieに、すぐに出てこれるようにここに居ろって言ってあるからね」と一言。Follow Your Dreams, House at Pooh Corner,Danny's Song, Watching the River Runと、続けて演奏し、Kind Womanで前振り後、いよいよRichieが登場です。
Richie & Jim   神様が後ろについているinnocentなはずのRichieと、不躾でふてぶてしいなんて言う人が多いJim、正反対っぽいのに実はどうにもこのPocoFathersはとってもとっても深い絆があるようなのです。
ここで、とってもうれしそうに一緒に演奏したのは Follow Your Dreams, A Child's Claim To Fame, You'd Better Think Twice の3曲。出来栄えですか?そんなこと考えてる余裕なんてありません。とにかくこの2人が今、一緒に目の前に居る、というだけで最上級のスペシャルなんですもの。
  名残惜しそうに「後でまた、呼ぶからそこに居て」とRichieに声を掛けた後、JimはまたまたすばらしいL&M時代の名曲の数々を披露してくれました。アンコール時、Jim はRichieをステージに呼びました。Richieは、えっ?何をやるんだ?打ち合わせしてないよ、という顔をしながらも、ギターを抱えて登場します。するとJimは、突然"Your Mama Don't Dance"を歌いはじめました。
Richieは、両手を広げて困ったな、というポーズをしたのですが、一緒にコーラス部分を歌っておりました。なんか、Richieお兄さんとだだっこの弟という図でありました。
  時計は、そろそろ10時です。3時間以上の夢のような時間が終わりました。次は・・・・、そうです。待ちに待った、サインタイム。グッズがあったのは、Richieものだけでしたが、そのTシャツ、Seasons of ChangeのCD、Richieが John Einarson(カントリーロックのバイブル本"Desperados"の著者で、実は、PocoのMLのメンバーでもある)と共著したバッファローの歴史本をジョンが売っているコーナーの脇で、サイン会が始まりました。まず、Richieがそこにすわり、まもなくJimがやってきて・・・・。 Jimは、私を覚えていてくれました。Richieは、日本から来た、と言ったら、知ってる限り(と思われる)日本語「コンニチワ、オハヨウゴザイマス、サヨナラ、えーーっと、Good afternoonは、何て言うの?」ってな具合にすこぶるご機嫌です。
  私は、Pocoの4人のサインがあるツアーブックを、自分で購入したもの5冊とあわせて、ドロシーに頼まれた5冊、計10冊を持っていました。そこに、Richieのサインと、Jimのサインをしてもらおう、という魂胆です。私が、このタイミングに、大陸斜め横断をしたからこそ入手できた、6人サイン入り(世界に10冊しかない)のツアーブックが出来上がりました。これを眺めながら、Jimったら・・・。「Rusty の頭、全然髪の毛が無いじゃないか!!」と言って、指さしながら、ゲラゲラ大笑い。(ひょっとしたら、これが、JimにSolvangにRustyとPaulを呼ぼう、という気にさせたのかも・・・今気がついた)
  カメラチェックを掻い潜って持ち込んだカメラで一緒に写真を撮ってもらい、
また、このPoco Fathersのツーショットは・・・・。

最高の写真だと思いませんか?
Poco Founder Fathers

おしまい・・・


(All Text & photo by Ojai_girl)



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