■ Pocoの歴代メンバー



■ ポール・コットン Paul Cotton

 1945年アラバマ州フォート・ロッカー生まれ。本名は Norman Paul Cotton。幼少期にイリノイ州シカゴ近郊に転居。両親は食料品店を経営していた。13歳からギターをプレイ、シカゴ周辺のアマチュア/バー・バンドにいくつか在籍した後、エクセプションズを率いたカル・デイヴィッドらとともにジェントリーズを結成しTOP40曲などをレパートリーとして活動していた。67年にはバンド名をロヴィン・カインドと改名、マイナーレーベルから数枚のEP盤をリリースする。
 1968年、地元ライヴを見にきていた高名なジェイムス・ウィリアム・ガルシオによって見出されメジャーデビューが決定、バンド名をイリノイ・スピード・プレスとした。
 コロンビアと契約をしたイリノイ・スピード・プレスは翌69年、デビュー盤をリリースする。サウンド自体はサイケデリック・ロックの影響が残るものであったが、同時に70年代アメリカン・ロックがその後たどった変遷のそれぞれを一部先取りする音作りも見られ、大変に興味深い。
 残念ながらシングル Get In The Wind(ポコの Forgotten Trail でも再演されている)も不発、アルバム・セールスもビルボード誌最高位144位とまさに惨敗といえる成績であった。
 その後バンドは空中分解し、ポールとカル・デイヴィッドの2人だけとなった1970年、これものちにリメイクされた名曲 Bad Weather を含むセカンド・アルバム Duet がリリースされた。しかしこのセカンド・アルバムも完全な不発に終わり、ほどなく活動を停止する。
 こうして70年9月、それまで数度ライブで顔を合わせていたリッチー・フューレー、さらにはジム・メッシーナ自身のひきにより、彼の後任としてポコに加入することとなった。
 以来1984年の Inamorata にいたるまで、そしてレコードのリリースこそなかったもののさらに数年間、ラスティ・ヤングとともにソング・ライティング、ギター、ヴォーカルとバンドのまさに中心となって活躍することとなる。
 1989年オリジナルメンバーによる再結成時には加わらなかったが、92年以降は再びライヴを中心にポコのメンバーとして活動することとなった。
 なお、この間1990年には初のソロ・アルバムとなる Changing Horses を発表、さらに2000年には2ndソロ・アルバム Firebird がリリースされた。

(Dash)



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