■ Pocoのディスコグラフィー



■ Cantamos (1974)

Cantamos

01. Sagebrush Serenade (Young) 04:58
02. Susannah (Cotton) 04:13
03. High and Dry (Young) 04:49
04. Western Waterloo (Cotton) 04:00
05. One Horse Blue (Cotton) 03:34
06. Bitter Blue (Schmit) 03:20
07. Another Time Around (Cotton) 05:01
08. Whatever Happened to Your Smile (Schmit) 03:14
09. All the Ways (Young) 03:28

■ アルバムレヴュー

  1974年11月にリリースされた、4人となったPocoの第二弾アルバム。邦題は「カンタモス(僕等の歌を)」。ジャケットの中央部分には4人のメンバーが暖炉の前で演奏するイラストが描かれている。(日本版のCDでは残念ながらこの部分は黄色く塗りつぶされただけになっている)。
  このアルバムに収録された曲は9曲。Paulが4曲、Timothyが2曲、Rustyが3曲、曲を提供している。Rustyが曲作りに積極的になってきたことが感じられる。(でも、まだこの時点では歌は歌わせてもらっていない。)
プロデュースはPoco自らが行っており、前作のSEVENとは違った趣である。
 グループ最大の特徴であるスティール・ギターがふんだんにフィーチャーされており、よりカントリー色が濃い仕上がりになっている。Rustyのスティール・ギタープレイが大好きな私としては、非常に美味しいアルバムである。また、高音域のハーモニーは前作にも増して磨きがかかっており、「Eaglesなんて目じゃない!」と言っても過言では無い出来ばえである。
  一曲目はRusty作のご機嫌なブルーグラスナンバー「Sagebrush Serenade」。前作のRocky Mountain Breakdown同様、Rustyの独演場でバンジョー、ドブロ、スティールと弾きまくっている。曲の最後のTimothyのヴォーカルハーモニーは素晴らしい。
  二曲目はPaul作の「Susannah」。カントリー・ウエスタン・フレーバーを取り入れたサウンドは聴いていて気持ちが良い。
  三曲目はRusty作の「High And Dry」。Timothyがリードを担当。 高音域のコーラスが美しく決まったロックンロールナンバーである。間奏のアコースティック・ギターの掛け合い、Rustyのスティール・ギターを駆使したオルガンサウンドは必聴の価値あり。
  四曲目はPaul作の「Western Waterloo」。High And Dryからメドレーのように入ってくるRustyのスティール・ギターのイントロは何とも心地良い。一曲通じて流れるスティール・ギターのプレイはHeart Of The Nightを凌駕するであろう。
  アルバムではB面に当たる五曲目はPaul作の「One Horse Blue」。私がこのアルバムの中で一番好きな曲である。Paulの泥臭さが感じられるPaul節である。ギターのリフがカッコイイ。
  六曲目はTimothy作の「Bitter Blue」。Keep On Tryin’に曲調が似ているアコースティックナンバー。こちらの方はTimothy節健在と言った所である。
  七曲目はPaul作の「Another Time Around」。Living In The Bandに曲調が似ている、カントリーロックナンバーで、PaulのギターとRustyのスティール・ギターの掛け合いが随所に楽しめる、秀作である。
  八曲目はTimothy作の「Whatever Happened To Your Smile」。軽快なアコースティックナンバーで、Rustyのドブロ、スティール・ギターが小気味良い。ここまで聴いてくるとRustyが如何にペダル・スティール・ギターの達人であるかが解る。
  九曲目はRusty作の「All The Ways」。Timothyがリードを担当。Rustyらしいメロディアスな曲で締めくくられている。

(Richie Furay Fan)



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