■ Pocoのディスコグラフィー



■ A Good Feelin' to Know (1972)

A Good Feelin' to Know

01. And Settlin' Down (Furay) 03:41
02. Ride the Country (Cotton) 06:25
03. I Can See Everything (Schmit) 03:32
04. Go and Say Goodbye (Stills) 02:46
05. Keeper of the Fire (Cotton) 04:20
06. Early Times (Cotton) 03:53
07. A Good Feelin' to Know (Furay) 05:15
08. Restrain (Schmit) 06:21
09. Sweet Lovin' (Furay) 06:24

■ アルバムレヴュー

想いで深いレコードであり、またPocoに残された唯一のロックアルバムがこの「A Good Feelin' to Know」だと思っている。
大学一年の時、吉祥寺の伊勢丹催事場で開かれた輸入レコードフェアーで買ったのが、DEREK & THE DOMINOSと、このPocoのレコードであった。
  これを聴くまではRichieのヒステリックなハイトーンが苦手で、もう一人のハイトーンヴォイスの持ち主、Timothyが大好きでPocoを聴いていたクチであった。
  しかし家で聴いてみてなんと単純、タイトル曲とラストの「Sweet Lovin'」にはまりまくって、Richieの大ファンと化してしまったものである。そしてなんといってもこれら以外の曲もみんな魅力的で、今でもどういうわけか良く晴れた、あたたかい日(休日など)にはCDではなくLPをターンテーブルに乗せている。
その時思わずぼんやりしてしまうのが、大らかな「Ride The Country」で、足でリズムを取ってしまうのが「Go And Say Goodbye」で、Richieになりきってからだごと揺れて一緒に歌ってしまうのが「A Good〜」である。
もっともあんな高い声は出る筈もなく、雰囲気でね。
トドメはラストであるのは私的には当然であり、その荘厳な感動にひれ伏すのである。この後の「Crazy Eyes」での大作、タイトル曲も大好きなのだ
  若い頃、PocoでのTimothyをまとめたカセットをつくって聴きまくり、当然Richieのも作ったが、なんだか恐れ多くて、聴きながらリラックスできなかったことを、今思いだした。
なんだか想いで話ばかりになりそうだが、大学へは実家のある八王子から中央線で通っていた。
都内に向かう上り電車は日野を過ぎてまもなく多摩川の鉄橋を渡るのだが、よく遠くに見えた奥多摩の山々をロッキーに、多摩川をコロラド川に見立てて「A Good〜」を声には出さず歌っていたものだ。それも天気のいい日に。
  76年頃だったかエピックから「LIVE」が登場し、これも聴きまくった大好きなレコードだが、この時のメンバーは結束の固かったあの4人で、それこそ一糸乱れぬ完璧な演奏とコーラスを披露してくれたのだが、「A Good〜」だけはそういかず、やはりこの曲は力強いRichieの歌声でないと弱いなと感じたものだ。
  とりとめのない小学生並みの作文になってしまったが、若い頃の想いで深い曲は誰のナニ?みたいな質問されると、「そうだなあ、ジャクスンのジャマイカセイユーウィル」かな、なんて言ってみたくなるものだが、私はこの「A Good〜」をいくつかある中の一曲に挙げる。
そして死ぬ前に一度観ておきたいバンドにこの時のメンバーか、Richieが抜けた後の4人時代の、若くて活きのいい演奏を、アノ時代に戻って観て、聴いてみたい。誰か叶えて下さい。
(Texas Playboy)



INDEX